2025年6月30日月曜日

Audiverisのメモリ使用サイズを変更する

楽譜OCRアプリのAudiverisでOutOfMemoryErrorが出ると、コンソールに下記のようなエラーログが出力されます。

Error in performing [LOAD, BINARY, SCALE, GRID, HEADERS, STEM_SEEDS, BEAMS, LEDGERS, HEADS, STEMS, REDUCTION, CUE_BEAMS, TEXTS, MEASURES, CHORDS, CURVES, SYMBOLS, LINKS, RHYTHMS, PAGE] java.util.concurrent.ExecutionException: java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space
AudiverisはJava製なので、ヒープサイズを増やす必要があり、設定ファイルの変更が必要です。
Windowsの場合、変更対象の設定ファイルは、下記にあります。

C:\Program Files\Audiveris\app\Audiveris.cfg

変更前

Audiverisのデフォルトは、下記が設定されています。

java-options=-Xms512m
java-options=-Xmx1024m

変更後

下記のようにすると、3GBにすることができます。

java-options=-Xms3g
java-options=-Xmx3g
変更後、Audiveris右上の表記が、MB換算で設定した値になっていれば、正常に反映されています。

2025年6月29日日曜日

AudiverisのUIを日本語フォントで利用する

楽譜OCRアプリのAudiverisは、デフォルトでは日本語のフォントが設定されていないので、ファイル名などに日本語が含まれていると正しく表示されません。
そこで、2つのキーに日本語フォントを設定し、日本語が表示されるようにします。
  • org.audiveris.omr.log.LogPane.fontName
  • org.audiveris.omr.ui.util.UIUtil.defaultFontName
org.audiveris.omr.log.LogPane.fontName
org.audiveris.omr.ui.util.UIUtil.defaultFontName
変更後、Audiverisを再起動し、設定したフォントが反映されていれば、OKです。
設定した内容は、run.propertiesファイルに追記されます。